尾鷲シードリームと梶賀ダイビングサービスで、水中ガイドの伊藤です。 ホームグランドである東紀州の四季折々を、水中写真でお伝えしたいと思います。

ギャラリー
  • 7〜10月の総集編
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冬になると生物の活動も静かになり、
生態観察好きには厳しいシーズンとなります。
その時期でも活発さを観せてくれるネタを、ご紹介致します。

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アヤニシキの胞子放出シーン、

アヤニシキとは、冬になると増える、
紫色の海藻のことです。

そして、12〜1月になると、
葉の表面に白いツブツブを実らせます。

嚢果(のうか)と呼ばれる、
胞子のカプセルです。

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目を凝らして、
探すと簡単に見つかります。

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画像を見ると、オレンジ色の胞子を噴出してる瞬間を撮らえてるように見えますが、
実は違います。

この赤いツブツブは、粘性の物質で、
繋がってユラユラしているので、
頑張れば撮影できます。

次に個人的に大好きな冬の魚、
サビハゼです。

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英語でhairchin goby、
顎髭がなんとも愛らしいハゼです。

夏は我々が行かない大深度で群れてますが、
水温が下がる12月〜2月だけ、
浅瀬に移動して繁殖活動をします。

ライバルの、
クツワハゼやホシノハゼがら
寒くてジッとしている、
真冬に活発になる、
ニッチな奴らです。

通常は動きもなく大人しいハゼですが、
時期がやってくると、
※以下昨年の画像

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大きな石を咥えて、
巣穴堀りを始めます。

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その様子はブルドーザーのように、
パワフル‼︎
やる時はやるって奴です。

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ちなみに、穴掘り&卵まもりは、
雄の仕事です。

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昨年は残念ながら、
卵の撮影は、
できませんでしたが、
今年は成し遂げたいと意気込んでます。

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※巣穴堀りで疲れたサビハゼ雄



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